Sawara
小野川沿いの重要伝統的建造物群保存地区は、情緒たっぷり。散策コースにぴったり。
江戸情緒溢れる町並みは、水運の要所として通商で栄えた江戸中後期のまま。
その頃から今も続く老舗もあるんです。
一歩横道に入れば、味のある路地や商店街もあり、散策好きにはたまらない町。
近年、忠敬橋を中心に、古い建物を活かした新しい店がどんどん誕生しているのは、町衆の底力のなせる技か。
商売、建築設計、まちづくり・・・そして地図
地図だけじゃない、忠敬の多才ぶり
日々天気予報などで目にする日本列島の衛星写真。
今や携帯電話にも搭載されたGPS。
そんな文明の利器など無かった江戸時代、日本の実測全図を作り上げたのが、伊能忠敬です。
当時醸造業を営んでいた忠敬は、家業を繁盛させただけでなく、困窮する人々を援助するなど、ボランティア的な活動にも積極的でした。
忠敬は49歳で隠居後、第二の人生を充実させるべく、江戸で天文地理学を学びました。55歳での北海道南岸を皮切りに、71歳までの間に日本全国を測量行脚、その成果が実測地図「伊能図」です。
約200年前の江戸時代に高度な測量技術があったことも驚きですが、忠敬の最大の技は、日本全国を自らの足で歩いたという、その精神力だったのでしょう。
Sawara
忠敬に関する資料が展示されています。測量の道具類から、偉業をたどってみませんか。
Sawara
Sawara
9:00から16:00まで30分毎に落水
映像に切り取られた風景の中に身を置く
カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した映画「うなぎ」は、佐原をメインロケーションとして撮影されました。
葦の生い茂る北利根川の近くを歩くと、役所広司さんが演じる主人公が住んでいた小屋が見つかりそうな気がします。このほかにも、小野川沿いの町並みを散策すると、ドラマや映画、コマーシャルなどで見覚えのある風景がちらほらと・・・。
佐原は首都圏にありながら、水辺などの自然の風景と「小江戸」と呼ばれる趣ある古い町並みが共存しているために、「画になる風景」が散在しています。何より、東京に近いということが、ロケ地として人気の高い要因でしょう。
一度佐原の町を歩いてみたら、テレビや映画に映る風景が、ちょっと気になってきそうです。
Itako
前川のそばには、河岸の名残を示す蔵などもある。
花柳の町として栄え、多くの文化人が訪れた潮来。
橋幸夫の『潮来笠』、美空ひばりの『娘船頭さん』、花村菊江の『潮来花嫁さん』、野口雨情の『船頭小唄』など、ご当地ソングが多い観光名所だとか。
さっぱ舟に乗り、ゆらりゆらりと前川をめぐれば、どこからか歌が聴こえてきそうです。
河岸跡を残す石碑が前川沿いに点在。
Kashima
出店で賑わう鹿島神宮の参道
常陸の国一の宮である鹿島神宮とその参道は、歴史ある門前町にふさわしい景観に配慮した町並み歩道の整備がなされ、今では、神宮ゆかりの鹿の像などがおかれ魅力を演出しています。
春・秋の例大祭、そして正月には、多くの観光客が訪れ、参道は賑わいを見せます。
Kashima
宮本武蔵との「ナベブタ試合」の講談で知られる“剣聖”卜伝(ぼくでん)は、鹿嶋市の生まれです。紅梅寺跡にある墓には、剣の道を志す人々が多く訪れます。
Kashima
ト伝の武道精神を継承する鹿島新當流( しんとうりゅう)は、実践的古武道。
「鹿島神宮古武道奉納演武」では、全国の伝統武術とともに、技を鹿島神宮に奉納します。
Kashima
Jリーグ上位常連チーム、鹿島アントラーズの熱心なサポーターは、普段からクラブハウスで公開練習もチェックしています。そんなサポーター仲間と話しながら見学すれば、Jリーグが百倍楽しくなる!グッズが購入できるクラブショップや食事ができる鹿ガーデンもありますよ。
Kashima
スタジアム内のカシマサッカーミュージアムでは2002年ワールドカップ開催記念コーナーや鹿島アントラーズコーナーの展示があり、あのスタジアムでの興奮が蘇ります。■
Kashima
スタジアム名物、私設応援団「インファイト」の応援風景。熱烈な応援が選手をサポートし、チームを勝利へと導きます。
巨大なスタジアムを揺るがす熱狂の渦に、あなたも包まれてみませんか!?
Kashima
スタジアムでの試合開催をお手伝いするボランティアスタッフ。Jリーグホームタウンの模範とされる「カシマスポーツボランティア」が訪れた人々をあたたかくお迎えします。
酒蔵めぐり
水郷地域は良質な水が豊かで、気候にも恵まれた旨い米の産地。とくれば、酒造に期待がかかるのは至極当然のこと。その期待に違わず、多くの酒蔵が点在しています。
辛口、旨口、さらり系、まろやか系、蔵元ごとにさまざまな味わいが。そのバラエティの豊かさがこの地域の特徴。あちこちめぐって、お好みの味を見つけてみては?見学・試飲のできる蔵元もありますよ。
●東薫酒造「東薫」「叶」「二人静」